ホリエモンの新書『99%の会社はいらない』を読んでみた

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ホリエモンこと堀江貴文氏の著書が7月9日にベスト新書より出版されました。
『99%の会社はいらない』と思い切ったタイトルです。
喫茶店にこもり2時間ほどで読み切りました。

ネットやテレビなどで波風を立てまくっている堀江氏ですが、
著書自体は実にまっとうな内容で構成されています。

内容にピンと来たら是非とも色眼鏡で見ず読んで頂きたい本です。

もう「忙しい」を口癖にするのはやめよう。
「自分の時間」を生きるためには、会社に属さなければいい。

体調が悪くても会社に出ている、メールで済むことをわざわざ電話する、
毎週の会議がただただ常態化している、社内の派閥争いで足の引っ張り合いをする……
日本の会社にはいくつものムダがあると感じませんか?
その上、毎日残業、有給もなく、会社に言われるがまま仕事をして「忙しい」と感じる毎日。

そんな「苦しい忙しさ」を「楽しい忙しさ」に変えるためのヒントは、会社に縛られないこと。
「自分の時間」を生きることで幸せになる、ホリエモン的生き方・働き方とは?

【目次】
第1章 日本の会社はおかしいと思わないか?
第2章 仕事のない時代がやってくる
第3章 だから「遊び」を仕事にすればいい
第4章 会社ではない新しい組織のカタチ
第5章 会社に属しているあなたへ

Amazon.co.jpの内容紹介より引用)

堀江氏曰く、世の中には忙しくて不幸だと感じている人が少なくないようですが、
それは「他人の時間」に縛られてしまうからだそうです。
つまり忙しいこと自体が不幸なのではないようです。

これが「他人の時間」ではなく「自分の時間」で忙しいようになれば、
忙しいと感じることはあるものの、
そんなにたくさんの仕事をしていないと思うようになるそうです。

そりゃそうだと私は納得できます。
しかし今の世の中ではまだいい大学を出て出来る限り上の会社に
正社員で入ることが良しとされている風潮があり、
大多数がそのレールを横並びで走っています。

悪いとは言いません。
でも、それで一度きりの人生を終えてしまってよいのかと疑問に思います。
余計なお世話でしょうから私の言うことは無視してもらって結構なのですが、
もし、嫌々会社に行って生きるために無理して仕事をしている人がいるのなら、
他の選択肢があることを知って損はないのではないかと思います。

私は大学を卒業し、その後一人で個人事業を立ち上げました。
事業自体は些細なものですから今もアルバイトを中心に生活しています。

そもそも私の母校である日本映画大学は、
「既設のレールを走りたくない若者たち、常識の管理に甘んじたくない若者よ集まれ」
という今村昌平監督の言葉から生まれたもので、
私はその言葉に感化され入学を決めました。

その思いは全く揺らがず、他の大学は一切受験しませんでした。
もし落とされたらバイトで食いつないで
次の年に受ければいいやと後先考えずにいたぐらいです。

今もアルバイトが中心になっていることに変わりありませんが、
少しずつフリーの仕事を受注できてはいます。

フリーの仕事は良いですよ。
上司がいないので当然責任は増しますが、
その分自由に思い切ったことができます。

例えば私がどこかの制作会社に就職していたら、
今企画している映画「うつくしいひと」チャリティ上映会
開催できていなかったと思います。

制作会社に就職した同期の仲間に何人か話を聞きましたが、
いざ入ってしまうとほとんど自分の時間を作れない場合が多いようです。
その上給料が特段良い訳でもなく苦労している人が周りにたくさんいます。

一方で私はフリーなので安定こそありませんが、
急に映画関係の気になるイベントが開催されても、
手帳をちょちょっといじるだけで簡単に予定を調整することができ、
あらゆるチャンスを掴みそこねることなく網羅できます。

定職に就かずアルバイトをしているとなると
このご時世、世間体は悪いかもしれませんが、
私自身他人の評価は全く気にならないので支障はありません。

そして実際陰では何か言われているかもしれませんが、
意外と直接馬鹿にされることはありません。

周りの目を気にしている人は是非飛び出してみてはいかがでしょうか。
世間はそれほど自分のことを見ていません。

今の日本ではいざとなれば日雇いの仕事で普通に食っていけます。
フリーになったからといって死ぬことはありません。
これまで工事の作業員もしましたし夜勤で肉体労働を続けたこともあります。

この前そんな話を誰かにしたら、
そういう極端な考え方は良くないんじゃないと言われましたが、
私だっていつまでもアルバイト止まりでいるつもりはありません。

自分が納得いく人生を送るために、
今いろいろと試行錯誤しながら種を蒔いているのです。

本の紹介と言うよりも私の思いを書き連ねる形になってしまいましたが、
こんな生き方もありますよということで参考になれば幸いです。

99%の会社はいらない (ベスト新書)

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山下 大裕映画監督・DYCエンターテインメント代表

投稿者プロフィール

1992年6月9日生まれ、27歳。福井県敦賀市出身。敦賀高校普通科→日本映画大学映画学部映画学科脚本演出コース1期卒業生。20歳の冬を迎えた2013年、地元敦賀を舞台にした自主製作映画『SNOWGIRL』(62分)を初監督し、2015年には敦賀映画第2弾と銘打ちオール敦賀ロケで『弥生の虹』(74分)を監督。2017年には敦賀市からの依頼を受け観光ショートムービー『いつか、きらめきたくて。』(全四話)の監督や敦賀市市制80周年記念映像『敦賀市 80年のあゆみ』の構成・撮影・編集を務める。18歳の頃から“2020年までに全国公開作を撮る”と公言し日々奮闘中。2017年7月~2018年12月まで本土最南端の鹿児島県南大隅町地域おこし協力隊として映像での地域活性化に力を注ぐ。2019年より再びフリーランスに戻り鹿児島を拠点に10年来の夢を果たすべく奔走中!

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本土最南端の映画監督
DYCエンターテインメント 代表:山下大裕


1992年6月9日生まれ、27歳。福井県敦賀市出身。
敦賀高校普通科→日本映画大学映画学部1期卒業生。

20歳の冬を迎えた2013年、地元敦賀を舞台にした自主製作映画『SNOWGIRL』(62分)を初監督し、2015年には敦賀映画第2弾と銘打ちオール敦賀ロケで『弥生の虹』(74分)を監督。2017年には敦賀市からの依頼を受け観光ショートムービー『いつか、きらめきたくて。』(全四話)の監督や敦賀市市制80周年記念映像『敦賀市 80年のあゆみ』の構成・撮影・編集を務める。18歳の頃から“2020年までに全国公開作を撮る”と公言し日々奮闘中。2017年7月~2018年12月まで本土最南端の鹿児島県南大隅町地域おこし協力隊として映像での地域活性化に力を注ぐ。2019年より再びフリーランスに戻り鹿児島を拠点に10年来の夢を果たすべく奔走中!

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