<成人の日に寄せて>二十歳の衝動

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明日は成人の日。
私の地元、福井県敦賀市では今日成人式が行われたかと思います。

新成人の皆さんおめでとうございます。
今年晴れて成人となるのは平成7年4月~平成8年3月生まれの方ですね。

二十歳(はたち)というのは人生における最初の大きな節目だと思います。
いま成人年齢18歳引き下げの話題が挙がっていますが23歳まで生きて振り返ってみると、実感としては20歳成人の現状の方がしっくりくるような気がします。私の場合、20歳を迎えた当時は本当に人生のスタートラインに立ったばかりというような感じで、世間のことなどほとんど何も知らないひよっ子でした。(今もそんなひよっ子に毛が生えた程度ですが)

しかし、20歳の衝動というものも同時にあったと思います。

私が20歳になる前、どこで誰に聞いたのかは全く覚えていませんが『20歳になった時というのは、何かやってやりたい!というよく分からない衝動みたいなもんが来るんだよ』と言われたことがあります。それを聞いた時には何のことやらと思っていましたが、実際に20歳を迎えた時に『これか……』というものが湧いてきたことをよく覚えています。

私の場合、『20歳のうちに映画を1本撮って上映させたい!』というものでした。

余談ですが、私は日本映画大学に通っておりましたが、監督を目指しているにも関わらず自分の脚本は一切選ばれることがありませんでした。そこで大学1年の終わり頃にこのままではダメだと思い、同期の仲間をこの指とまれで呼んで自主映画のチームのようなものを立ち上げました。しかし集まったメンバーで撮る映画の脚本を持ち寄り投票した結果、これまた私の作品は落選し、何故かせっかく自分の立ち上げたチームで他の人の作品(監督も脚本も自分以外)をサポートするという本末転倒なことになった苦い思い出があります。

それから約1年経ち、今度こそ自分の作品を!と思って立ち上げたのが『映画制作団体DYC』です。
よく由来を聞かれますがDYCは私の名前、Daisuke Yamashita とCinema(映画)の頭文字を取った至ってシンプルなものです。

その第1弾企画として撮ったのが映画『SNOWGIRL』です。本編の無料視聴はこちらをクリック!

20歳だった頃の11月に企画を立ち上げ、2月に撮影、3月に編集、4月に東京で完成披露上映会、5月に地元福井県敦賀市で完成披露上映会という弾丸スケジュールで何とかこの目標を達成し、晴れて6月9日に21歳の誕生日を迎えることができました。まさに滑り込みセーフ!それでも何とかやり抜きたかったのです。

このタイミングで出すか!?とお思いになる方もいらっしゃるかもしれませんが、記事内容にちょうどいいのでちょっとレアな映像をお届けします。上に挙げた完成披露上映会in東京での私の冒頭挨拶をご覧ください。(実は初公開です)

今年新成人を迎える皆さんにもきっと20歳の衝動に気付く時が来ると思います。その衝動に大小は関係ありません。5㎏痩せる!とか海外へ一人旅をする!とか、はたまた好きな子に告白する!とかでもいいと思います。もちろん『20歳のうちに映画を1本撮って上映させたい!』でも大いにアリです(笑)

先輩面するつもりは毛頭ありませんが先に20歳を迎えた者として言えることは、そうやって湧いてきた衝動に素直に従ってみるということをおすすめします。いつどんな未来が待っているか分からないこのご時世、悔いのない人生を歩んでいきたいですね。

ということで改めまして、

新成人の皆さん、成人おめでとうございます。

素晴らしい20歳を!

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山下 大裕映画監督・DYCエンターテインメント代表

投稿者プロフィール

1992年6月9日生まれ、27歳。福井県敦賀市出身。敦賀高校普通科→日本映画大学映画学部映画学科脚本演出コース1期卒業生。20歳の冬を迎えた2013年、地元敦賀を舞台にした自主製作映画『SNOWGIRL』(62分)を初監督し、2015年には敦賀映画第2弾と銘打ちオール敦賀ロケで『弥生の虹』(74分)を監督。2017年には敦賀市からの依頼を受け観光ショートムービー『いつか、きらめきたくて。』(全四話)の監督や敦賀市市制80周年記念映像『敦賀市 80年のあゆみ』の構成・撮影・編集を務める。18歳の頃から“2020年までに全国公開作を撮る”と公言し日々奮闘中。2017年7月~2018年12月まで本土最南端の鹿児島県南大隅町地域おこし協力隊として映像での地域活性化に力を注ぐ。2019年より再びフリーランスに戻り鹿児島を拠点に10年来の夢を果たすべく奔走中!

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本土最南端の映画監督
DYCエンターテインメント 代表:山下大裕


1992年6月9日生まれ、27歳。福井県敦賀市出身。
敦賀高校普通科→日本映画大学映画学部1期卒業生。

20歳の冬を迎えた2013年、地元敦賀を舞台にした自主製作映画『SNOWGIRL』(62分)を初監督し、2015年には敦賀映画第2弾と銘打ちオール敦賀ロケで『弥生の虹』(74分)を監督。2017年には敦賀市からの依頼を受け観光ショートムービー『いつか、きらめきたくて。』(全四話)の監督や敦賀市市制80周年記念映像『敦賀市 80年のあゆみ』の構成・撮影・編集を務める。18歳の頃から“2020年までに全国公開作を撮る”と公言し日々奮闘中。2017年7月~2018年12月まで本土最南端の鹿児島県南大隅町地域おこし協力隊として映像での地域活性化に力を注ぐ。2019年より再びフリーランスに戻り鹿児島を拠点に10年来の夢を果たすべく奔走中!

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