2011.4.22 渋谷ユーロスペースにて
松永大司監督「ピュ~ぴる」
大学の先生が講義中に紹介されていたので見に行ってきました。僕にとって映画館でドキュメンタリーを見たのはこれが初めてです。そもそも地元の方ではドキュメンタリーを扱う映画館がありませんでした。全国で公開される映画以外にも素晴らしい作品はたくさんあると思います。都会で生活しているとそういった作品もすぐに見に行けるのでありがたいですね。
作品の方ですがピュ~ぴるさんのありのままの姿を撮ってまとめた形で仕上がっていました。当初は映画として公開するつもりなく撮影していたということもあってか変に脚色されているわけでもなく本当にそのまま映し出されていました。ピュ~ぴるさん自身の葛藤や家族の支え、松永監督との関わりなども鮮明に描かれています。うまく言葉で表現できないのですが何か心に響くものがありました。
正直なところ僕自身も今の時点では性同一性障害の方に対する偏見のようなものが完全に100%ないと言ったら嘘になってしまう部分があると感じています。ただこういった作品に触れることで少しずつ意識が変わってきているのもまた事実です。
上演後のトークイベント中にピュ~ぴるさんがおっしゃった「(性同一性障害の人間という)先入観を持って見ることは簡単なことだけどそうするのではなく一人の人間として見てほしい」という言葉が心に残っています。本当にその通りだと思いました。僕も反省すべき点です。
トークイベント終了後パンフレットにサインをいただきました!!
ありがとうございます。次回作も楽しみにしています!
2009年制作「ピュ~ぴる」
http://www.p2001.com
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