年賀状、書かなくなりましたね。
- 2016/1/19
- 考え事
近年、年賀状や暑中見舞い、手紙などを書く習慣がどんどん減っているのは私だけではないと思います。
今年も結局年賀状を出さないまま終わってしまいました。送ってくださった数名の皆さんすみません。昔は学校の恩師や友人などにもよく出していて、冬休みに入るとまず年賀状を作るのが恒例行事でした。しかしいつからかだんだんと返信率が下がり、自分が書くだけではあまり面白くないので(相手の近況報告が楽しみでした)、結果3年前からはほぼ出さないようになってしまいました。
調べてみると、年賀葉書発行枚数のピークは2003年の44億5936万枚でそれからどんどん減少し2015年は32億167万枚となっています。確かに昔は40何億枚発行しましたというニュースを見たような気がします。国民一人あたりに平均すると2003年はおよそ37枚、対して2015年はおよそ27枚です。これは発行枚数なので流通した枚数はもっと少なくなるのでしょうが、いずれにせよ確実に減少しているようです。昔はこんなに少なくなるなんて全く思っていませんでしたが時代の流れには逆らえませんね。
さて先日、年賀葉書お年玉賞品の当選番号が発表されましたが確認されましたか?
1等(下6けた)
旅行・家電など・現金(10万円)100万本に1本 3,218本 667085
2等(下4けた)
ふるさと小包など 1万本に1本 321,807本 9648
3等(下2けた)
お年玉切手シート 100本に2本 64,361,440本 69・90
(郵便年賀.jpより引用)
昔はもっと当選番号も多く商品も豪華だった記憶があります。毎年抽選の日を楽しみにして、当選番号が発表されると一枚ずつ確認してはがっかりしたり喜んだりしていました。それでもお年玉切手シートしか当たりませんでしたが1月の楽しみの一つではありました。今ではそんな当選番号も4つだけで、最初から3等以外当たる気がしません。あの頃が懐かしいです。
近年メールやLINEでのやりとりが圧倒的に多くなっていますが、ここぞという時には手紙も使いたいものです。
私も自分の映画を上映する際など、これまでお世話になった方や俳優の方、映画監督の方に手紙を書くことがあります。そのまま音沙汰のないことが多いですが、中には返信をくださったり、実際に映画を観に来てくださる方もいてその時はとても嬉しいです。メールを送るのは割とすぐにできますが、手紙となると結構時間がかかります。しかしその分気持ちも入り、素直な文が書けたりします。メールやLINEが発達した今の時代だからこそ、手書きの価値が以前に増して上がっていると思います。
この先も年賀状を書くことはおそらくないと思いますので、セルフマガジンを年賀状代わりに発行していきたいと思っています。
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