7月2日(土)、きらめきみなと館小ホール(敦賀)にて大和田健介さん主演映画「サクラ花-桜花最期の特攻-」の上映会及び映画関係者によるトークショーが開催されました。
戦争とは、私たちの世代にとって全く想像もつかないとても大きなものです。ドラマや映画、また当時の映像の中でしか戦争を知らない私たちにとってその本当の恐ろしさやすさまじさを知ることは到底できないと思います。
今回上映された「サクラ花―」は戦争映画の中でも桜花という特攻兵器を取り上げた作品でした。
桜花とは…
桜花(おうか)は、日本海軍が太平洋戦争中に開発した特殊滑空機。
特攻兵器として開発され、実戦に投入された。
(Wikipediaより引用)
私は小学生の頃、祖父母に連れて行ってもらった知覧特攻平和会館で特攻の存在を知りました。初めてその戦法を聞いた時は正直耳を疑いました。当時は絶対に嘘だと信じたかったのですが、特攻隊員が最期に家族へ向けた直筆の手紙を何枚も何枚も目の当たりにし、こうしたことが本当に現実の中で起きていたのだと認めざるを得ずとても苦しい思いをした記憶があります。
「サクラ花―」は“二度と同じ過ちを繰り返してはならない” と改めて思わせられる作品であることに間違いないのですが、私たちはこれをただ“思わせられるだけ”で終わるのではなく、そうならないような世の中にしていかなければならないのだと強く思いました。
上映後のトークショーには主演の大和田健介さん、そして健介さんのお父様で敦賀観光特任大使の大和田伸也さん、松村克弥監督、俳優の城之内正明さんが登壇され、撮影時のエピソードや敦賀の印象などを交えながら終始和やかな雰囲気でお話しされていました。
会場では、映画「サクラ花」上映実行委員会様のご協力により7月30日(土)開催の「うつくしいひと」チャリティ上映会 in 敦賀 の特設ブースを設置させて頂き、チラシ配布と前売券販売を行わせて頂きました。ありがとうございました。
今回のような映画イベントが日常的に開催されるようになれば良いなあと思いました。
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