『Pokémon GO』より1年先にリリースされていた敦賀のARアプリ

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ポケモン×Niantic×任天堂によるスマートフォン向けゲーム『Pokémon GO』がアメリカ・オーストラリア・ニュージーランド(日本では近日配信開始予定)で爆発的にヒットしているようですが、それよりも約1年先立ち敦賀で拡張現実を体感できるアプリがリリースされていたのをご存知でしょうか。

まず『Pokémon GO』って何?という方もいらっしゃるかと思いますのでご紹介します。

『Pokémon GO』のご紹介
『Pokémon GO』は、位置情報を活用することにより、現実世界そのものを舞台として、ポケモンを捕まえたり、交換したり、バトルしたりするといった体験をすることのできるゲームです。
このゲームはモニターの中だけで完結せず、プレイヤーは実際に家の外に出てポケモンを探したり、他のプレイヤーと出会ったりしながら楽しむことができます。
(『Pokémon GO』公式ホームページより引用)

こちらのゲームアプリが先に挙げた3ヶ国で先行配信されるやいなや、約5時間でダウンロードランキング1位を獲得する程の爆発的なヒットを記録しました。一言で説明するとスマートフォンのカメラを通した現実世界でポケモンを掴まえたりバトルさせたり交換したりすることができるアプリです。

信じがたい話ではありますが、リリースされた国では多くの人々がスマホを片手に街中や家の中をうろついているのだとか。こちらのアプリは拡張現実(いわゆるAR)の技術を生かして作られています。先日話題になったPSVRとはまた少し違います。

拡張現実とは、現実世界の物事に対してコンピュータによる情報を付加することである。または、そのようにしてコンピュータによる情報が付加された世界のことである。
Weblio辞書「拡張現実」より引用

さてそんなARアプリですが、実はこれを先取り(と言ったら語弊があるかもしれませんが)して作られた敦賀のアプリがあるのです。その名も、敦賀港レトロ浪漫ARアプリです。

ar-image_R
tsuruga_ar1_R
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 敦賀市では、昭和初期の敦賀港周辺の様子を仮想体験できるスマートフォン・タブレット端末用アプリを作製しました。
 昭和初期の敦賀港は、欧州とアジアを結ぶ国際的中継地としての役割を担い、港周辺は、洋風建築が建ち並ぶモダンな街として賑わっていました。
 本アプリは、3DCGにて再現した往時の敦賀港を金ヶ崎緑地周辺にて体験できるほか、古地図・古写真を閲覧する機能やスタンプラリー機能を備えており、金ヶ崎緑地周辺を訪れた方が楽しみながら「港と鉄道のまち 敦賀」の歴史に触れていただけるツールとなっています。(敦賀市ホームページより引用)

キャラクターが出てきたりバトルしたりといった要素はないのですが、昭和初期の敦賀港の様子をカメラを通して見ることができ現在の姿と比較することができるのです。

ただしARアプリなので家にいながらにしてこれらを見ることはできません。実際に敦賀市の金ヶ崎緑地周辺まで行かなければいけません。これは良い影響もあるようで『Pokémon GO』がリリースされてから普段あまり外出しなかった人も実際に外に出るようになったという話も多数あります。

現実の世界を背景に昔の船や機関車、車輌などと撮影ができるARカメラという機能もあります。こちらはかなりカッチリとしたデザインで現状ではCG感が強い印象がありますが、今後もう少しリアリティに溶け込む画作りができれば良いかと思います。

これからの時代、観光とARのコラボレーションはとても大きな価値を生み出す可能性を秘めています。『敦賀港レトロ浪漫ARアプリ』は敦賀の枠を超えて全世界にヒットすることにはなりませんでしたが、これを約1年前にリリースしているということで目の付け所としては確かであることに違いありません。

お手持ちのスマートフォンやタブレット端末でこちらから簡単にダウンロードできますので、市外から敦賀にお越しの際は是非、そして敦賀市民の方も是非一度使ってみてはいかがでしょうか。

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山下 大裕映画監督・DYCエンターテインメント代表

投稿者プロフィール

1992年6月9日生まれ、27歳。福井県敦賀市出身。敦賀高校普通科→日本映画大学映画学部映画学科脚本演出コース1期卒業生。20歳の冬を迎えた2013年、地元敦賀を舞台にした自主製作映画『SNOWGIRL』(62分)を初監督し、2015年には敦賀映画第2弾と銘打ちオール敦賀ロケで『弥生の虹』(74分)を監督。2017年には敦賀市からの依頼を受け観光ショートムービー『いつか、きらめきたくて。』(全四話)の監督や敦賀市市制80周年記念映像『敦賀市 80年のあゆみ』の構成・撮影・編集を務める。18歳の頃から“2020年までに全国公開作を撮る”と公言し日々奮闘中。2017年7月~2018年12月まで本土最南端の鹿児島県南大隅町地域おこし協力隊として映像での地域活性化に力を注ぐ。2019年より再びフリーランスに戻り鹿児島を拠点に10年来の夢を果たすべく奔走中!

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本土最南端の映画監督
DYCエンターテインメント 代表:山下大裕


1992年6月9日生まれ、27歳。福井県敦賀市出身。
敦賀高校普通科→日本映画大学映画学部1期卒業生。

20歳の冬を迎えた2013年、地元敦賀を舞台にした自主製作映画『SNOWGIRL』(62分)を初監督し、2015年には敦賀映画第2弾と銘打ちオール敦賀ロケで『弥生の虹』(74分)を監督。2017年には敦賀市からの依頼を受け観光ショートムービー『いつか、きらめきたくて。』(全四話)の監督や敦賀市市制80周年記念映像『敦賀市 80年のあゆみ』の構成・撮影・編集を務める。18歳の頃から“2020年までに全国公開作を撮る”と公言し日々奮闘中。2017年7月~2018年12月まで本土最南端の鹿児島県南大隅町地域おこし協力隊として映像での地域活性化に力を注ぐ。2019年より再びフリーランスに戻り鹿児島を拠点に10年来の夢を果たすべく奔走中!

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