2011.9.25 敦賀市民文化センターにて
第4回敦賀こどもミュージカル
「アンダーワールドの秘密~「地底の国」への冒険~」
なかなか更新ができず3ヶ月近くも空いてしまいました;
特に8月はポーランドの映画人によるワークショップで頭がいっぱいで大変な日々でした。ものすごく貴重な経験ができたのですがここでは省略します。
先日、敦賀こどもミュージカルのお手伝いに行ってきました。
このミュージカルは、僕の人生の方向性を決める大きなきっかけとなったものでとても思い入れがあります。(「猪ヶ池(2005年)」と「春の風と共に…~花換え物語~(2008年)」に出演させていただきました)
僕は以前から映像の方に興味がありましたが、舞台に立ち演出を受けたり、衣装や音響・照明などに触れる機会を持ったことで舞台芸術の分野にも強く興味を持つようになりました。そこで「映像」×「舞台(総合芸術)」を考えてみたところで「映画」に行きつき今に至ります。
それはさておいて…。今回は地元を離れたこともありほとんど関わることができなかったのですが、夏休みの練習を1度だけ拝見させていただきました。事前に脚本は読んでいたのですが、セリフやダンス、音楽、衣装が付くとすごくいい感じに見えるなあと感動していました。そして子どもたちの元気なこと。
福井~神奈川ということで距離もあり、それ以降は本番まで見られませんでした。前日のゲネプロ(本番同様に行う舞台最終リハ)も本当は見に行きたかったのですが、夕方まで授業があったのでその日の夜行バスてすっ飛んで行くことに。
当日朝、市民文化センターでは本番の日独特の緊張感がありました。これがまた心地いい。僕は記録用のビデオを構え子どもたちの様子を追っかけて撮影していました。昼夜2回公演の舞台。昼の部は客席から見せていただきました。
思えば第2回第3回の時は舞台に立っていたため、こうして客席から見たのは第1回目の「一夜の松原」以来でした。ゲネを見ていない分、照明やセットがとても新鮮でした。中盤のところで感動がピークに。やっぱり一生懸命な姿を見ていると心に響くものがあります。
この経験は子どもたちにとってもきっと忘れられない大切なものになるはずです。僕自身、初舞台だった「猪ヶ池」終演時の光景は今でもはっきりと覚えています。学校の授業でこのような機会はなかなかありませんが、敦賀にこうした場があったことで僕はとても貴重な経験ができ、たくさんのことを学びました。
このミュージカルが敦賀の伝統としてこれからも続くことを切に願います。
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