映画の撮影に追われ随分ご無沙汰しておりましたが、これは一つ書いておきたいということで・・・。
3月24日、私の監督作第2弾の映画『弥生の虹』の撮影に全面協力頂いた
敦賀市立西浦小学校の休校式に参加させて頂きました。
<関連ニュース記事>敦賀市の2小学校が休校に
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055570841.html?t=1427199860
今年初旬でしたか、閉校を控えた高校の卒業式を舞台に映画を撮りたいと思い立ち地元でロケ地を探していたところ、平成27年度を以て休校となる小学校があるとの話を聞きつけ、詳細を求めて学校を訪ねました。
行ってみるとそこは海岸沿いの素晴らしい立地でロケーション抜群の小学校でした。また驚いたのはそこで校長先生を務められていたのが中学時代の恩師であり当時所属していた部活の顧問の方だったことです。実に7年ぶりの再会にご縁を感じ、早速映画製作の趣旨説明と撮影協力のお願いをしたところ二つ返事で快諾して頂きました。 (撮影では西浦小学校の看板の上に『福井県立西浦高等学校』という看板取り付けて高校の設定にしました)
伝統ある西浦太鼓がこの地域で有名です。当日も迫力ある演奏が行われ拍手が沸き起こっていました。
本作の撮影では学校シーンの大部分をこちらの西浦小学校で行わせて頂きました。今振り返ってみるとこの学校の協力が得られなければここまで自由に撮影を行うことはできなかったと思います。西浦小学校の関係者の方、西浦地区の方には本当に頭が上がりません。そんな西浦小学校での休校式ということで、撮影自体は僅か2週間でしたが思い入れが湧いてきていました。(卒業生の方々にはとても及ばないでしょうが)当日は在学中の子どもたち、校区の皆さんに交じって参加させて頂きました。
休校式のあとの思い出のビデオ・写真上映です。映画『弥生の虹』でも同じようなシーンが出てきます。
休校となるとやはり寂しさも込み上げてきますが、子どもたちの今後の決意表明や学校の伝統である西浦太鼓の演奏などもあり式自体は終始和やかな雰囲気で進んでいきました。「ありがとう西浦小学校」と書かれた模造紙の寄せ書き、記念写真のパネル、歴代の学校記念誌などが並べられており、会場の至る所で当時を懐かしむ声が挙がっていたのが印象的でした。
西浦小学校で撮影ができたことに改めて感謝したいと思います。
P.S.
映画『弥生の虹』については書きたいことがたくさんあります。
とはいえ現在追加撮影及び編集の方で手一杯ですのでこちらはまた改めて。
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